ひまわり
「さん!」
「あ、烈!」
「久しぶりですね。」
あれから3年。俺は中学2年生になった。
さんは高校1年生で、豪は中学1年生。
「今日は豪と一緒じゃないのね?」
「あいつ今日は部活なんです。」
「そっかぁ。」
さんは懐かしそうに微笑んだ。
俺はさんの笑顔が好きだ。
ひまわりみたいに、暖かくって眩いヒカリに溢れた笑顔。
昔から、この笑顔に勇気をもらってきたから。
辛いときも、悲しいときも、さんが一緒にいてくれたから。
さんが笑ってくれたから俺は頑張って進めたんだ。
「そういえばさ、さん彼氏とか居ないの?」
「えー、居るわけないじゃん。」
そう言ってさんはブンブンと手を左右に振る。
「何で?」
「なんで・・・って。知らんわ。」
「あはは。」
それを聞いて、ちょっと安心する自分が居る。
さんの事は好きだけど。
恋人とか、付き合いたいとか・・・良く分からないんだ。
でも、少なくとも・・・・
「もう少しの間、僕だけのひまわりだね。」
「え?何?」
「何でもないよ。」
俺はそう言って、笑った。
++++あとがき++++
BeForUのヒマワリとゆー歌をご存知だろうか。
あれをイメージしてというか、烈とヒロインちゃんは
こんなほのぼのした関係が望ましいかと。
思って書いたブツ。
歌詞の
『君は負けず嫌いなほうで
昔から変わらないね
いつもひとりで前だけを見つめてた
色んな現実を見てきて
環境も変わっただろう
独りよがりな
君はもうここにはいない』
は正に烈→ヒロインなわけで。
2007/12/30