気にいらねぇ。
アイツは初めて見た時からイライラした。
馴れ合いチームのリーダーだかマネージャーだかしらねぇが。
ああいう“お人よし”には・・・反吐が出る。
ぶっ壊してやりたいと思った。
狂気的なまでの艶やかな鮮紅
最初に接触してきたのはアイツの方からだった。
「アディオダンツァ・・・ひどい事するわね。」
クールカリビアンズ戦の後。
トンネルの奥にはアイツが居た。
「・・・おやおや、馴れ合いチームのマネージャーが何の用かな?」
「馴れ合いとは・・・言われたものね。」
アイツがくすっと笑った。
しかし、その目は微塵も笑っては居ない。
終始俺の目を捉えたままだ。
「てめぇら。先行ってろ。」
俺がそう言うと、チームメイトは無言で歩き出した。
通り過ぎるチームメイトには目もくれない。
どうやらターゲットは俺一人、というわけらしいな。
「ウチの子がずいぶんと世話になったみたいね。」
「御託はいい。さっさと要件を言え。・・・それとも、言えねぇようにしてやろうか??」
俺はそう言ってアイツの胸倉を掴んだ。
アイツはシニカルに笑うと、俺の手首を掴む。
その力は想像以上に強く、怒気が満ちていた。
「これは忠告ではなく。警告だ。よく覚えておけ。」
低い。一段と低い声でアイツは言った。
「これ以上うちのチームに手を出してみろ。私が直々にお前らを潰してやる。」
その言葉に俺は一瞬驚いて手の力が緩んだ。
それでもアイツが俺の手首を掴む力は強くなる一方だ。
「・・・なんだと?」
「バトルレースでもなんでもかかってきなさいよ。
私はどんな勝負だろうが受ける。そしてお前達を潰してみせる。」
鋭い眼光が俺に向けられる。
「クッ・・・くははははっ・・・何寝ぼけた事言ってんだ。」
俺は高らかに笑うとアイツの胸倉をぐいと引き寄せた。
鼻先がつきそうなくらいの距離で、俺は睨む。
「うぜぇんだよ。なかよしこよしの幼稚園チームの先生がよ。」
ドンッ
俺は胸倉を掴んだまま力いっぱいアイツをコンクリートの壁に叩きつけた。
一瞬アイツの顔は曇るが、俺に向けられた鋭い眼光はまったく揺らぐ気配はない。
「・・・チッ・・・ムカつく目ぇしやがって。」
俺はアイツの胸倉を勢いよく引張り、そのまま突き飛ばした。
「っ・・・わっ・・・・」
不意をつかれ、バランスを崩したアイツはそのまま地面に倒れこむ。
俺はナイフを取り出し、倒れたアイツの肩を蹴って体制を仰向けにした。
放り出された左腕を足で踏みつける。
もう片方の腕は頭の上で押さえつけた。
そしてナイフの切っ先を喉元に付ける。
「何しやがる。失格になりたいのか?」
「フン・・・関係ないね。アンタはレーサーじゃない。
ちょっとケガしたくれぇじゃ大して騒がれないだろうよ。」
切っ先をアイツの首に押し付けた。
アイツの顔が少し渋くなる。
「・・・あえて言わせてもらう。
今ここで大声出せば誰かきっと駆けつけてくる。
そうしたら・・・面白い事になると思うんだけど?」
この期に及んでアイツはまだ余裕を見せる。
ニヤリと笑うアイツの口元。
イライラした。
「あぁ、そうか、じゃぁまずは口を塞がねぇとな。」
俺は素早く、足で踏んでいた左手と右手を一つにまとめる。
同時にアイツの唇に乱暴に口付けた。
「・・・っ!!・・・んぅっ・・・・」
一瞬、アイツの全身の力が抜けるのを感じた。
混乱の中、必死に首を振り抵抗する。
・・・ぶっ壊してやる。
がりっ
「いひゃっ・・・」
「暴れんじゃねぇよ。」
口元で小さく静かに呟く。
程なくして、俺の口内に鉄の味が広がった。
アイツの血だ。
俺はナイフをアイツの襟元から一気に下へ下げた。
びりびりびり
その音にアイツは体を強張らせた。
「っ・・・・きひゃっ・・・・なにを!!」
反射的に、アイツは俺の拘束から腕を抜き、
露になった下着を隠す様に服の前を両手で閉じた。
這うように後ろへ後ずさる。
「へっ・・・ざまぁねぇな。」
「ふざけんなよ・・・お前・・・」
完全に沸点を通り越したらしいアイツは
片方の拳を震えるほど硬く握り締めた。
「所詮は女だな。弱えぇもんだ。
なんなら、もっと気持ちよくシてやろうか?」
そう言って俺は笑った。
「ざっけんじゃねえぇええぇぇええぇえぇ!!!!!!!!!!!!」
ばきっ
・
・
・
何だ。
物凄い圧力で、首が無理やり後ろに持ってかれた。
同時に、背中や腰に強い痛みを感じ、目のには黒い天井が写っていた。
「はぁっ・・・はぁっ・・・」
しだいに戻ってきた聴覚がとらえたのは、荒い呼吸だった。
「・・・今回。てめえが私にした事は・・・これでチャラにしてやるよ。」
アイツはそう言って、床に落ちていた自分のスカーフを拾い、
それで胸の辺りを縛るとコツコツとヒールの音を一定間隔で刻みながら消えた。
「・・・はっ・・・ブン殴られたのなんて久しぶりだぜ。」
自分の頬を撫でる。
ようやく起きた事を把握できた。
じんじんと痛むそれは、きっと真っ赤に腫れ上がっているのだろう。
俺はゆっくりと体を起こし、立ち上がった。
「いい度胸してるじゃねぇか。借りは返すぜ。ぜってぇにな。」
そして、アイツが消えたのと同じ方向に向けて
俺もゆっくりと歩き出した。
++++あとがき++++
レツゴ夢とかイラストサイトとか見てていつも思うんだ
お ま い ら 小 学 生 だ よ ね\(^0^)/
この小説も言えた義理ではありませんがwwww
外人のおぼっちゃんはおませさんなのね☆
とりあえず俺の中でカルロはエロ担当だ。←身も蓋も無い
2008/09/03