みなみのしま

さん。」
「なんだ。」
「折り入って相談が・・・。」
「?」

プロローグ〜姉と弟〜

「どれがいいんですかね・・・」
私は梅沢と共にボクサーシューズを買いに来ていた。
「えっとね、一歩はインファイターだから。
ゴム底のシューズがいいね。色は・・・・・・。」
悩んだ末に、一足のシューズを買ってお店を後にする。

***

数日後、一歩のお母さん寛子さんの退院の日がやってきた。
「寛子さん、こんにちは。」
「あら、ちゃん。」
「社長!!」
「母さん!!」
「あらあら、みんなおそろいで・・・。」
寛子さんは一歩や私達のおかげで安心して療養できたらしく。
顔色も元通りだった。
「社長!あれを・・・」
「え?今出すの?」
そう言って寛子さんはカバンからあるものを取り出した。
「大したものじゃ無いんだけどさ。入院中ヒマだったからさ。」
「!!・・・トランクスだ!!作ってくれたの?」
一歩は大喜びだ。
「それと、これは俺とさんからな。」
「じゃじゃーん!!」
私と梅沢は一歩に箱を手渡す。
「!!・・・こ、これ・・・いいの?ボクシングシューズなんて高いのに・・・。」
「気にしないで!梅沢と割り勘で買ったの。」
「俺が手伝ってもお前の負担対して減らないし・・・。
さんに相談したらシューズがいいだろうって協力してもらったんだ。
これくらいやらせろって!」

「・・・3人共・・・どうもありがとう。」

++++あとがき++++
必要以上に梅沢でばったな。
梅沢とヒロインの関係はもっと違う・・・。
それこそ下僕と女王様的な関係にしたかったんだけど。
「おい梅沢!パン買って来いよ!」的な。
話の流れが何か違う方向になっちまった。

姉と弟はヒロインと一歩の事。

2008/3/8